関内司法書士事務所BLOG

今日は「無駄なく効率的に」と考えるのはNG

人はなぜ強くなければならないのか

 私は高校生のときに、ラグビー部に入部しました。高校受験勉強の時期に、花園ラグビーのテレビ中継で、天理高校対熊谷工業の試合を見て、「ラグビーってカッコいいスポーツ」だと感じたからです。当時、熊谷工業でSOをしていたプレイヤー(アライ選手って名前だったと思います)が特にカッコよく感じました。

 とにかくそんなことが動機でラグビー部に入部をしました。私が入学した高校は進学校でしたが、ラグビー部の練習は非常にハードでした。入部して即後悔の日々(汗)。怪我も多かった私ですが、、、細かいことは紙幅の都合上、大分割愛します、、、関東大会をめざして練習をしていた時に、ある自分のプレーがきっかけでラグビーが好きになりました。自分のプレーといっても、団体競技ですので、自分だけのプレーではありません。当時のラグビー部のスダンドオフが、スクラムハールから受けたボールをもってディフェンスを引き付けて・・・・センターをしていた私は、もう一度モールになると思いスタンドオフに近づき(カットインに近い動きをしたと思います)、、、モールにしようと思ったところ・・・そのスタンドオフがディフェンスの全員を背負いこみながら、私にボールを浮かしてくれたのです。モールにしようと思ってカットインで近づいた私もとっさに浮かされたボールを受けるという反応をせざるをえず・・・ただ、ボールを受けると目の前にはディフェンスの「穴」があり、その「穴」をついて走り込みトライ。そんなプレーに参加できたことで、ラグビーの楽しさにようやく気が付いたのです。でももう高校ラグビー部を引退する時期でもあり、その感覚を抱えたままラグビー部を引退。その後、私はラグビーをしていません・・・

 今になって、松尾雄治選手の著書を読みました。「人はなぜ強くなければらないか」というタイトル。本のタイトルに惹かれて買ったのではなく、あくまで、松尾雄治さんの人柄に惹かれて買ったものです。非常に読みやすくて興味深い内容でした。 

 なぜ人は強くなければらないのだろう。この書籍には、その答えが書かれていました。著者はその答えを明言されているわけではないようですが、私には答えが書かれていると感じ取りました。本当に強い人は、とても”優しい”といったことが書かれてました。そうか、人が強くなければならないのは、優しくなるためか。そう感じました。

 ラグビーにはノーサイドという精神(どうもノーサイドという精神は日本特有のものらしいですが、インターネットでWCでのチームの垣根を超えた選手の交流を見ていると、世界で普遍的な精神であるように感じます)がありますが、それは真剣に戦っている人に宿る「優しさ」の精神なのではないかとも思います。

 今、日本代表はワールドカップで戦っていますね。予選通過できるか。強豪サモアとアルゼンチンとの戦いはこれから。サモアとの試合にいたっては29日未明3時頃からですね。

 とりとめもない文章になってしまいました。とにかく・・・日本代表を応援するぞ!