物事は思った通りになるということは稀で、思った通りにはならないことが多いな。それは後見業務をやっていて痛感します。後見人といば、本人の法定代理人ということで、保佐・補助と異なり、代理権に制限はありません。だからといって万能の存在というわけでもありませんね。なぜなら、あくまで「本人」の代理人であるから*1。
詳細を細かく書くことは控えますが、事情というものが、思い描いた道に修正を迫ってきます。それはそうと、死後事務を行ってきた案件。やっと相続人と連絡が取り合えるようになりました。この案件も、思い通りにやれたことではありません。思い描いていた方法では諸事情があり進められないことが判明し、やっと修正をすることができてきたという感じです。
物事は「思い通りにいくのではない、やったとおりになる」という言葉もありますが、そうなんだと思います。ただ、現在のところ、ある結果を漫然と待ち受けたということはでなく、努力を積み重ねて招き入れたということであるならば、その結果には自信をもてば良いのではないかと思います。
今晩は、会社の本店移転登記のご依頼人が夜事務所にお越しになる予定でしたが、突如変更となり、明日の午後に事務所にお越しになることになりました。思い描いたとおりにはなかなかならないという締め。
*1:家裁から推薦を受けて後見人に就任させていただきますが、家裁からの使者というわけでもありません